岩國攻防戦
米軍厚木基地における艦載機離発着訓練の岩国移転に対する住民投票が明日行われる。
岩国在住のものとしてとても興味がある問題だが、先輩のBlogによると、ネット上には反対派の意見はよく見受けられるが賛成派の意見はさっぱり・・・投票棄権を呼びかけている。 賛成派は棄権でなく、投票により意思表示するべきではないかと指摘している。
実際様子をみていると、その通りである。街頭に立つものは全て反対派。バラまかれるビラもそうである。移転賛成、を訴える様子は見受けられない。
なぜにこのような展開になっているかという
私見であるが、投票率が下回ることによって、この問題自体を無かったことに、つまり、民意(この言葉も嫌いだけどね)ではありません、ごく一部の人たちだけが勝手に騒いでいただけです。という結論にしたいのだろうと踏んでいる。
そうすることにより、議会側は、些細な問題をことさら大きく取り上げ、合併直前の時期に(必要の無い)住民投票を行い姿勢を混乱させたとして、市長を攻撃しやすい。投票率が多ければ、例え、移転容認という結論になったとしても、多くの市民が関心を持つ案件であり、住民投票投票は有効であったと判断されれば、合併対象の周辺町村からの反対の意見を押してさえ、住民投票を行った市長の施策は的を射たものであったと評価される。
市長と議会の摩擦なんだゲド、議員は目の前のお金が自分の田にに落ちることの方が解りやすい実績として評価されるだろうから、(むしろ、それにより自分に利益が落ちるんだろうと踏んでいるけど)移転容認を目指すけれど、ここで表立って動くと、目立つから動かない。目立てば利益誘導以外の何者でもないことが判るし、いざ負けたときの生け贄になることは必定だから。誰も表立って動かなければ、最後はなぁなぁで責任をなすり付け合ってうやむやにして終わらせることができる。
市長の方はどっちに転んでも一人だからその点はすっきりしているから、むしろ、市民団体側に立って存在感をアピールした方がより賢いという判断だと思うな。
では、私の判断はというと・・・
移転反対かというと案外そうでも無い。 厚木の惨状を知るだけに、岩国基地の現在の騒音など、無きに等しい状況である。負担の公平な分担を考えれば、厚木を軽減するべきである。
但し、それも簡単には割り切れない、
まず、厚木が本当に減るのか、かなり怪しいと踏んでいる。体のいい事を並べているが、厚木で 1 減って岩国に2増える 結局、基地移転などといいながら、機能強化に落ち着くのではないかとの危惧が払拭しきれない。
また、岩国基地沖合延伸事業は本来厚木移転とは別の案件であったはず。しかし、岩国移転がいつのまにか沖合延伸とセットとして捉えられている処があったりするのも何かと思う。
ただ、岩国移転反対という声の中には岩国以外に行ってくれるんなら構わないという毛も見え隠れするの嫌だし、受け入れの見返りである所の岩国空港民間機乗り入れと、4便(4往復?)の羽田線だけは欲しいというのもなんだ。
飛行機の話が出たところで脱線するけれど、岩国空港ができたところで果たしてペイするかというと、結構疑問が残る。勢力圏として、広島市廿日市付近より山口県周南市あたりまで、が考えられるが、 現在、周南市が山口宇部の勢力圏かというと、結構そうでもなくて、広島線への求心力も多い。これはやはり便数の違いが大きいと推測できる。そこへ来て、基地内故、駐車場の容量も不安要素として加わるだろう。、宇部より西側が北九州空港のターゲット下にあることも考えれば、宇部を廃止、全便岩国に下ろし、宇部より西は水上アクセスを充実させるなど北九州空港の配下にしてしまうと、双方ペイすると睨んでいる。 宇部空港も広島空港も認めないだろうけどね。どちらにしても北九州の攻め方如何では宇部は負けると思えるし、北九州もそれくらい攻めないと黒字化は難しいと踏んでいる。
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